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ライブ・アット・ラカーニャ・春

Live at La Cana: Spring
cosmos records/CMCA 2025/2010年
3,000円(税別)

1999年から毎回満員御礼の季節公演 in 東京下北沢 春夏秋冬4部作
「まさに匠の世界」(松山晋也:音楽評論家)

TRACKLIST:

01 明日ハ晴レカナ、曇リカナ(武満 徹:詞/曲)
02 さくらの花の咲くころに(渡辺美里:詞/木根尚登:曲)
03 暦と時計(金子みすゞ:詞/沢 知恵:曲)
04 赤いスイートピー(松本 隆:詞/呉田軽穂:曲)
05 焼き肉のうた(ウ・アマニャン)(ジョアン・セルジオ:詞/曲/沢 知恵:日本語詞)
06 花のような恋(沢 知恵:詞/曲)
07 糸(中島みゆき:詞/曲)
08 むすんでひらいて(作詞不詳/ジャン・ジャック・ルソー:曲)
09 しあわせなら手をたたこう(木村利人:詞/アメリカ民謡:曲)
10 ぽつねん(谷川俊太郎:詞/武満 徹:曲)
11 つちにかえる(沢 知恵:詞/曲)
12 さくらさくら(作者不詳)
13 始まりの詩、あなたへ(大江千里:詞/曲)


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女性、特に30代、40代のちょっぴり恋に不器用な人たちに支持されているみたい。こうしてみると、せつないラブソング多いかも。

〈ライブ・アット・ラカーニャ〉春夏秋冬4枚シリーズとして、2010年に発表しました。ラカーニャは、東京下北沢にあるお店です。ライブハウスとはちょっとちがいます。ふだんは極上の音楽を聞ける飲み屋さんです。お料理もおいしい! 階段を降りると薄暗くて、あったか〜い雰囲気。故沢田としきさんが装飾を手がけました。店主は、無愛想だけどハートの塊の岩下さん。岩下さんのおめがねにかなうアーティストだけが、週末にうたわせてもらえます。出会いは、ラカーニャに出入りしていたCD店店長の石田さんです。それまで吉祥寺のMANDALA2でうたっていて、他にいいところはないかなあと探していたところ、すすめてくれました。気がつけば20年、季節公演をしています。このシリーズ・アルバムは、ちょうど10年の節目につくりました。

新曲はまずラカーニャで試します。うまくいけばCDになります。うまくいかなかったうたもたくさんあります。リビング、アトリエ、リング……アーティストとして、こういう場があるのは、ほんとうにありがたいことです。こわいことです。そして、いいときも悪いときも、どんなときも見守ってくれる人たちがいることも。定員の少ないお店ということもあるけれど、ここを20年間、ほぼ満員にできたことは、感謝のほかありません。ラカーニャが、ラカーニャに来てくださるお客さんが、歌手、沢知恵を育ててくれました。

高校時代にうたった渡辺美里の《さくらの花の咲くころに》、金子みすゞの詩に私が曲をつけた《暦と時計》、オリジナルの《花のような恋》など、春のいいうたを集めたつもりだけど、季節に直接関係ない曲もあります。中島みゆきの《糸》や《つちにかえる》は私の中では春のうたです。

《焼き肉のうた》は、ブラジルの有名な《ウ・アマニャン(明日へ)》という曲を私が替えうたにしました。東京藝術大学で、短い間だったけど、私はサンバ・パーティーに所属していました。それと、1991年のデビュー・アルバム〈トモエ・シングス〉で、イヴァン・リンスの《ナイト・ムード》をうたったりして、20代はブラジル音楽をずいぶん聴きました。リオのカーニバルにも行ったしね。そばで絶大な影響を与えてくれたのが、同級生の阿部恭子さん。京都ことばしかしゃべらない恭子ちゃんは、ギターをほぼ独学で学び、ブラジル音楽に傾倒していきました。次々曲を教えてくれたり、青山にあるプラッサ・オンゼにもよくいっしょに行ったりしました。アルバム〈フー・アム・アイ?〉にある《パパとママの恋物語》も、ノエル・ホーザの曲を替えうたにしたもので、やはり恭子ちゃんが教えてくれたもの。「ポルトガル語は日本語といっしょで母音の数が似てるよ」って。日本語がのりやすいんです。恭子ちゃんは私が味付けした焼き肉を食べて、絶賛してくれたんじゃないかなあ。そうやって、このうたは生まれた気がします。ライブでかけあいのところをうたってくれている「コモエスタ・シンガーズ」は、私の妹の北浦正恵と、従姉妹の澤穏子(やすこ)です。ラカーニャの受付をしてくれて、「ちょっとうたってくれる?」って軽くリハして、ほぼぶっつけ本番。最高だよ。ありがとう!

マイ・ベスト3

1 焼き肉のうた ジョアン・セルジオ:詞/曲 [沢 知恵:日本語詞]
Cobaさんに言われたことがあります。沢さんは、よくインテンポで弾きながら語りができるね、って。はい、実はけっこう難しいことなんです。特技かも。

2 つちにかえる 沢知恵:詞/曲
アルバム〈フー・アム・アイ?〉にもライブ・バージョンがあります。それよりやさしい感じになりました。いまうたうと、またちがうかもね。

3 赤いスイートピー 松本隆:詞/呉田軽穂:曲
小学3年生の後半に日本に来たら、松田聖子全盛時代が始まりました。聖子さんアメリカ進出まで、アルバム曲含め全部うたえます。ユーミンの曲は、特に好き。

Tomoe

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